トヨタが顧客情報入った申込書類14万件紛失「心よりおわび」販売店が誤って廃棄した可能性
トヨタ自動車は1日、車とインターネットを接続して受けられる通信サービスの申込書類を約14万件紛失したと発表した。名前や住所などの個人情報が記載されていた。申し込みを受けた販売店が誤って廃棄した可能性が高いといい、外部への流出は確認されていない。
サービスはトヨタ車と高級車ブランド「レクサス」の顧客が対象で、渋滞や気象情報を提供したり、事故や急病などの緊急時に通報したりする。
紛失した申込書類はトヨタ車向けが約12万件、レクサス車が約2万件。いずれも2014年から21年までの間、全国約3500の販売店での申し込み分だった。
本来、販売店は申込書類をトヨタの子会社「トヨタコネクティッド」(名古屋市)に送付するはずだったが、誤って廃棄したほか、一部を紛失していた。
今後は申込書類を電子化し管理体制を強化する。トヨタは「ご心配をお掛けし、心よりおわび申し上げます」とのコメントを出した。
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