一定期間の間に解約できるクーリングオフが、できないかのようにうその説明をしていたなどとして、消費者庁は東京の鍵開けサービス業者2社に対して、業務の一部を6か月間停止するよう命じました。
2社は「極めて遺憾であり、必要な法的措置を講じてまいります」などとしています。
業務の停止を命じられたのは、いずれも東京 品川区にある鍵開けサービスなどを行っている「Rセキュリティ」と「鍵」の合わせて2社です。
消費者庁によりますと、2社は連携しておととし6月以降、クーリングオフができるにもかかわらず、契約解除を申し出た消費者に対して、「クーリングオフは受け付けられない」などと、クーリングオフができないかのような説明をしていたということです。
消費者庁は、2社が運営するウェブサイトに表示された価格などと実際の請求額に相当な開きがあることから、クーリングオフが認められ、特定商取引法違反のうその説明にあたるなどとして、2社に対し、訪問販売による契約など業務の一部を6か月間停止するよう命じました。
また消費者庁は、この2社と一体となって鍵開けサービスを行っている関連事業者5社についても消費者安全法に基づいて社名を公表し、消費者に注意を呼びかけています。
業務停止命令について2社はウェブサイトで、「極めて遺憾であると受け止めております。命令に対して速やかに必要な法的措置を講じてまいります」などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220225/k10013501631000.html