アメリカ航空宇宙局(NASA)は3日、国際宇宙ステーション(ISS)の運用を2030年に終了し、2031年初頭に太平洋に落下させる予定だと発表した。ISSの民間移行計画の中で明らかにした。
落下地点は、太平洋の「ポイント・ネモ」と呼ばれる、地球上で陸地から最も遠い場所。この位置には古い人工衛星やスペースデブリ(宇宙ごみ)なども落下しており、宇宙船などの墓場として知られている。2001年はロシアの宇宙ステーション「ミール」がここに落ちた。
NASAは、地球低軌道での宇宙活動は今後、民間セクターが主導していくとしている。
ISSは、アメリカやロシアなどの5つの宇宙機関が携わるプロジェクト。1998年に軌道に乗せられ、2000年以降は継続して宇宙飛行士が滞在してきた。これまでにISSを拠点として行われた調査や研究は3000件以上に上る。
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https://www.bbc.com/japanese/60255858