大阪市の松井一郎市長は3日、新型コロナウイルスの感染急増に伴い、政府の情報共有システム「HER―SYS(ハーシス)」への保健所による入力作業が遅れ、1月26日から2月2日にかけて1日当たり最大3千人を新規感染者数に計上できていなかったと発表した。計上漏れは計1万2700人分。市は、保健所の処理能力を超える新規感染者の発生が主な原因としている。
市によると、医療機関がハーシスに入力している「発生届」は全体の4割程度で、残り6割は医療機関からファクスで届き、保健所が入力するため、遅れの原因になった。1月下旬に約1週間、ハーシスに不具合が起きたことも影響した。
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