宇宙航空研究開発機構(JAXA)が3月末までに予定していた新型の主力ロケット「H3」1号機の発射を延期する方針を固めたことが17日、関係者への取材で分かった。不具合が見つかったエンジンの再設計、製造のめどが立たないため。既に当初計画から1年遅らせており、延期は2度目。期間は不明だが、政府内では長期化を懸念する声も出ている。
H3ロケットは全長63m、直径5.2m。これまでのH2Aロケットに比べて衛星の打ち上げ能力は1.3倍以上になると見込んでいる。将来は国際宇宙ステーションなどに物資を運ぶ無人補給機の打ち上げにも使う計画で、発射の遅れの影響が懸念される。
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