外国にルーツを持つ人たちに対する差別的な職務質問の実態を明らかにするため、東京弁護士会(東弁)が1月11日、調査を開始した。
「ドレッドヘアーの人は薬物を持っていることが多い」という警視庁の警察官の発言が波紋を呼ぶなど、捜査機関による「レイシャル・プロファイリング」が疑われる事案は国内でも確認されている。
こうした中、警察による人種差別的な職務執行の現状を把握し、改善につなぐことが調査の狙いという。
15年ぶりに再調査
警察などの法執行官が、人種や肌の色、民族、国籍、言語、宗教といった特定の属性であることを根拠に、個人を捜査の対象としたり、犯罪に関わったかどうかを判断したりすることは「レイシャル・プロファイリング」と呼ばれる。
日本のレイシャル・プロファイリングをめぐっては、アメリカ大使館が2021年12月、外国人が日本の警察官からレイシャル・プロファイリングの疑いのある職務質問などをされたとの報告があったとして、日本で暮らすアメリカ国民に対して公式Twitterで警告を出した。
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https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_61d508f5e4b0d637ae9b4101