ソニーグループは4日、電気自動車(EV)事業を担当する新会社を2022年春に設立すると発表した。20年に公開した試作車の公道試験などを通じて蓄えた知見を活用し、EVの事業化に向けた本格的な検討に入る。脱炭素の流れを背景に世界的にEVへの関心が高まるなか、異業種からの参入が加速する契機となる可能性がある。
米ラスベガスで開催中のテクノロジー見本市「CES」の会場で、吉田憲一郎社長が記者会見して発表した。新会社の名称は「ソニーモビリティ」で、本社は日本に置く見通し。ソニーグループ幹部は4日、日本経済新聞の取材に対して「事業化の本格検討に入る」と説明した。
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