オープンソースのペイントソフトウェアKritaの開発チームは12月23日、メジャーリリース「Krita 5.0」を公開した。2年半ぶりのメジャーリリースとなり、多数の強化が加わっている。
KritaはWindowsおよびmacOS、Linuxで動作するオープンソースのペイントソフトウェア。 Krita 5.0は、2018年3月に公開されたバージョン4に続くメジャーリリースとなる。
ブラシ、グラデーション、パレット、タグ付けなどの処理を行うシステムを一新した。これにより、速度が改善し、メモリの消費量もおさえられるという。 グラデーションでは、なめらかさを改善し扱う色域が広くなった。色ぼかしブラシエンジンも新しくなり、カラーレートを分離した。ブラシエンジンそのものはMyPaintベースに変わった。
アニメーションシステムの見直しを、ユーザーインターフェイスと機能の両方ですすめた。同じキーフレームを再利用できるクローンフレーム、アニメーション化されたトランスフォームマスクなどの機能が加わった。 ストーリーボード機能としてStoryboard Dockerを統合した。シーンのセットとしてフィルムのアウトラインを作成できるもので、ダイアログ、アクション記述などの文脈も加えられる。 ペイントセッションから動画を作成するビデオレコーダー機能も加わった。 このほか、多数の機能が加わっている。
Krita
https://krita.org/
https://mag.osdn.jp/21/12/24/184000