北海道の「厳しい冬」間近…灯油価格また上昇 "高止まり"状態続く 一方でガソリンは若干の値下がり傾向
本格的な冬を迎える中、心配なニュースです。
ガソリンと灯油の平均価格が12月8日公表され、北海道内ではまた灯油価格が上昇するなど、高止まりの状態が続いています。
小出 昌範 ディレクター:「ガソリン価格は高止まりを続ける中、このスタンドでは営業努力で安い価格に」
石油情報センターによりますと、6日時点の道内のレギュラーガソリンの平均価格は、1リットルあたり166.5円で、前の週より1.4円値下がりしました。
また冬の需要期を迎えた配達灯油の平均価格は113.8円で、前の週より0.1円値上がりしました。
ドライバー:「あまり下がっていない気がする。ガソリンも高いけど灯油も高い」
ドライバー:「まだ高いですね。(年末年始は)遠出は厳しい。近場で楽しむ」
道内では2021年9月以降、ガソリンなどの価格が徐々に上昇し、11月以降は高止まりの状態が続いています。
札幌市内のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの店頭価格を平均価格を下回る150円台後半に設定する店が多く見られ、厳しい営業努力を続けているということです。
北海道エネルギー札幌大通SS 森 浩治 所長:「今週に入ってから(1リットルあたり)6円下げているので一般的な価格より安く出している。高いものを安く提供するので大変な状況です」
政府が11月末、価格抑制のため備蓄石油の放出を発表しましたが、価格が下がる傾向は見えておらず「厳しい冬」が続いています。
道内の12月の灯油配達価格の推移は、前の年より30円以上アップしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/282199