東京地検特捜部の捜査関係書類を変造したとして、同地検が担当の検察事務官を内規に基づく厳重注意処分としていたことが、法務・検察関係者らへの取材でわかった。書類の一部が今年8月に発生した火災後に庁舎内で見つかり、同地検が経緯を調べていた。
同地検などの入る東京・霞が関の検察合同庁舎では、8月12日午後3時45分頃、9階にある特捜部の執務室の床に置かれていた電源タップから出火し、間もなく消し止められる火災が起きた。
複数の法務・検察関係者によると、タップの近くからは、熱で溶けたクリップのほか、焼け残った捜査関係書類数枚や封筒が見つかった。書類は特捜部が民間企業に捜査照会した回答書の写しで、変造された痕跡が確認されたという。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20211127-OYT1T50096/
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東京都千代田区の東京地検特捜部の事務室で今年7月と8月、机などの物品が燃えた2件の火災で、火元となった二つの部屋を、同じ職員が利用していたことが関係者への取材で判明した。地検はいずれも「電気系統のショートが出火原因」として失火と説明していたが、燃えたものの中にはこの職員が作成した捜査書類が含まれていた。不審火の疑いがある。
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https://mainichi.jp/articles/20211127/k00/00m/040/009000c