巡回連絡中、女児に強制わいせつ疑い 尾道署巡査部長を逮捕、広島県警
広島県警は28日、職務中に訪問した家庭で女児の体を触ったとして、三原市宮沖4丁目、尾道署地域課の巡査部長小田原弘和容疑者(48)を強制わいせつと住居侵入の疑いで逮捕した。県警によると、小田原容疑者は、個人宅などを訪ねる「巡回連絡」中だったといい、「体には触っていない。わいせつ目的ではない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、22日午後3時15分ごろ、尾道市内の10代の女児方の玄関先で、女児の上半身を触るなどした疑い。
巡回連絡は、犯罪抑止などを目的に警察官が地域の家庭や事業所を訪問し、困り事などを聞く活動。県警監察官室によると、小田原容疑者は尾道署の交番に勤務。事件当時、制服姿で1人で地域を回っていた。女児方を訪ねた際、1人でいた女児に「服に虫が付いている」と言って上半身を触ったという。
26日に女児が通う学校から被害相談があり、小田原容疑者が浮上した。女児は事件後、大人の男性の姿を見ると恐怖を感じているという。
県警の警察官の逮捕は今年に入って4人目。引地信郎警務部長は「警察官としてあるまじき行為で、被害者と県民の皆さまに深くおわび申し上げる。捜査結果などを踏まえ、厳正に処分する」とのコメントを出した。
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=812379&comment_sub_id=0&category_id=256
2021/11/28 22:12 中国新聞