旭川中2死亡 第三者委員の2人除外へ 遺族が指摘
旭川市で3月、いじめを受けた疑いのある中学2年広瀬爽彩(さあや)さん=当時(14)=が遺体で見つかった問題で、いじめの有無を調査している市の第三者委員会の委員2人が今回の問題の担当から外れることが24日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、担当を外れるのは小児科医と弁護士。市教委は遺族側の指摘を受け、それぞれ調査対象者らと何らかの関係があったとして2人に担当を外れるよう打診したという。2人とも了承するとみられる。
市教委によると、第三者委は現在11人で、いずれも調査を担当することについて遺族側の了承を得ている。5月の調査開始前には別の委員2人が調査対象者と一定の関係があったとして辞任している。
いじめ防止対策推進法に基づく文部科学省の基本方針は、第三者委の公平・中立性確保のため、調査対象者と「直接の人間関係または特別の利害関係を有する者」を除外して調査するよう明示している
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/615297