【森友公文書改ざん】「再調査に本気で向き合ってほしい」赤木さん妻が岸田首相に訴え‥黒塗りだった文書開示されるも「改ざんの内容触れられず納得できない」
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改ざんのことが省かれた文書は『ニセモノ』本当の意味で夫の心理的な辛さは出ていない
雅子さんに開示された黒塗りがはがれた文書
―――今回開示されたものを見て、内容は納得がいくものですか?
「ゆっくり見たんですけど、夫が亡くなった理由がマスコミの取材が殺到したこととか、野党の方が押しかけてきたことが理由となっているんですね。でも夫がうつ病になってしまった理由は、間違いなく、2017年2月26日にやってしまった公文書の改ざん、そこから始まったことで間違いないのに、そのことについては一切記載がないので、これは間違ったものだと思います。改ざんが一番夫にとっては辛かったこと、これは手記にも書いているんですけど、そこが抜けているものには納得がいかないです」
―――開示された文書の内容で印象に残っているのは?
「夫は森友事件に関わる公文書の開示請求に携わっていました。それも相当苦労が多く、対応もすごく大変だったかと。自分が改ざんしてしまったものについて開示請求されているわけですから、すごく辛かったんじゃないかなと思います。あとは2017年の12月に検察から電話があったんですけど、自分が犯罪行為のようなことをしてしまった、それを公にできない立場で、検察からの電話はとてもショックだったんだろうなと思いました。開示請求や検察からの聞き取りも、元をただせば改ざんしたことがあるから辛いわけです。根元にある改ざんしてしまったことが省かれているので、これはニセモノというか、本当の意味での夫の心理的な辛さは開示された文書の中には出ていないと思います」
「改ざんをするまでは弱音を吐くような人じゃなかった」
MBSニュース
―――開示された文書には「俊夫さんが病院を受診されたときに『目の前のことから逃げ出すのに頭がいっぱいだった』」と記述されていました。俊夫さんは弱音を吐くようなタイプの人だったのでしょうか?
「人間関係で家に帰って愚痴を言うことは25年も結婚生活をしていたら1度や2度はあるんですけど、仕事のことで弱音を吐くような人じゃなかった。本当に改ざんしてからだと思います。それまではなかった」
―――開示された文書の中での記述で気になるのが「上司が声をかけた」ところですね?
「上司は『休むべきや』と声かけてくださったのかもしれないけど、『改ざんしろ』という声もかけないでほしいです。実際にその上司から言われて改ざんしていますから、そっちも書いていてほしい。両方書いてほしい。納得いかないですね」