「処分に困った」旭川中央署に砲弾持参 周辺1500人一時避難
18日午後0時5分ごろ、旭川市忠和に住む70代男性が、砲弾1発をビニール袋に入れて旭川中央署に持参し、「自宅に保管していたが処分に困った」と届け出た。
陸上自衛隊第2師団(旭川)によると、砲弾は旧陸軍75ミリ砲弾で、長さ約28センチ、直径約8センチ。同師団第2後方支援連隊が、砲弾に火薬がなく爆発の危険性がないことを確認し、午後2時20分ごろに回収した。
男性は40年以上前に、妻の親族の家を解体した時に砲弾を発見。自宅に持ち帰って2階屋根裏で保管していたという。
道警旭川方面本部によると、同署が付近の施設に避難を呼び掛け、旭川市役所職員や旭川東高の生徒ら約1500人が一時避難した。市役所では館内放送を流すなどし、第2庁舎や第3庁舎などの職員約千人が、旭川市民文化会館に避難した。
同本部は「砲弾のようなものを見つけたら、動かさずにそのままにして通報してほしい」と呼び掛けている。
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