アメリカ、ロシアの衛星攻撃実験は「危険で無責任」 ISSの宇宙飛行士が一時避難
3時間前
アメリカは15日、ロシアが自国の衛星に対して対衛星ミサイル実験を行ったと発表し、「危険かつ無責任な」ミサイル実験が国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士を危険にさらしたと非難した。
ロシアは対衛星ミサイル実験で、自国の人工衛星の1つを爆破した。その際にデブリ(宇宙ごみ)が発生したため、ISSのクルーはカプセルに避難した。こうした破片は高速で移動するため、ISSのモジュールの壁に簡単に穴を開けてしまう恐れがある。
高度約420キロを周回するISSには現在、アメリカ人4人、ドイツ人1人、ロシア人2人のクルー計7人が滞在している。
米国務省のネッド・プライス報道官は、「ロシア連邦は本日、無謀にも自国の衛星1基に対し、直接上昇式の対衛星ミサイルを使い、衛星破壊実験を行った」と会見で述べた。
https://www.bbc.com/japanese/59289183