クジニツァ、ポーランド、11月9日(AP)― 大量の移民が国境に押し寄せているポーランドは11月8日、ベラルーシとの国境一帯に約1万2000人の兵士を配備し、非常勤のボランティアで構成される領土防衛軍の招集準備を始めた。
ルカシェンコ大統領による人権侵害に対して、欧州連合は経済制裁を強化しているが、ベラルーシは報復手段として、EU域内の不安定化を狙って、意図的に大量の移民をポーランドに越境させようとしているとして、西側の非難を浴びている。
これに対して、ベラルーシ当局は「移民はEUで移民申請する権利を行使したいだけだ」として、移民がEUにとって脅威ではないと主張しているが、国境に集結した大量の移民は、最終目的地であるドイツにとってはもちろんのこと、通過国のポーランドにとっても大いなる脅威には違いない。
EUを目指す中東やアフリカからの移民を送り込むベラルーシとポーランドの関係は、今年の夏以降、悪化の一途をたどっている。
ルカシェンコ大統領
https://www.cnn.co.jp/storage/2020/08/25/348cbd9e9b0d3ca673e7f17003ef2ac1/alexander-lukashenko-0823-exlarge-169.jpg
記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/c588a2671f3a788b5fa46c41f132e878f676ba86