衆院選「白票」ツイート次第に増加――白票は無意味か?
(一部抜粋)
■棄権より白票、ただし影響を与えるほどの存在にはなりづらい
品田裕 神戸大学大学院法学研究科教授(教授提供)
選挙で白票を投じることについて、専門家に話を聞きました。
選挙制度に詳しい神戸大学大学院の品田裕教授は、「投票に行くのであれば、たとえ消去法や大まかな印象でもいいので、候補者の中から投票先を選ぶのが最善。ただ、投票に行かずに棄権するくらいであれば、白票であってもまずは票を投じた方がいい」という見解を示しました。
そもそも白票を投じるかどうかは個人の自由とした上で、なぜ白票を投じるのかをよく考えるべきと強調。品田教授は、「無効票になることは理解しつつ、“現状に不満はあるが、別の候補も好ましくなくどうしても選べない”など、自分なりに意思を持って白票を投じるのであれば、それは構わないのでは」と話しました。
実際には白票が増えたとしても、有効投票ではないため候補者の当落を左右することはないものの、考えられる影響はあるかとの問いには、「白票の数が全体の1~2割に及ぶ事態になれば、政治家の活動にも影響を与えるかもしれないが、実際には起きづらい。白票が政治を動かすにはよほどのインパクトが必要だ」と語りました。
https://web.archive.org/web/20211023084408/https://news.yahoo.co.jp/articles/cb5f9d91c0e9824c8a7dc6ec551ea3518ad91db0?page=1
10/23(土) 12:50配信 日本テレビ系(NNN)