相嶋さんの妻
「俺、何にも悪いことしていないのに、どうしてこんな目に遭うんだろうと、うなだれていましたので、返す言葉もなくて可哀想でした。ここで死なないで、また明日も(面会に)来るからって」
遺族らは、警視庁などが不当な捜査を行ったとして、国と東京都を相手どり、およそ5億7000万円の損害賠償を求めて提訴。27日に始まった裁判では、相嶋さんの長男が意見陳述しました。
相嶋さんの長男
「私たちは怒りを抑えながら法令に従って粛々とあなた方の責任を問うていきます。本件に関わった全ての警察官の皆さま、どうか初心を思い出しウソをつかず、真摯にこの事件に向き合い、反省してください」
国と都は、争う姿勢を示しています。
(おわり)