この水道橋は1975年3月に完成し、川の南側の浄水場から北側の地域に水を送る2本の水道管(直径約90センチ)が通っている。市職員が3日午後4時過ぎに橋の中央付近が約60メートルにわたって落下しているのを確認した。同日夜以降、川の北側のほぼ全世帯で断水が発生しているという。
尾花正啓市長は4日午前10時から記者会見を開き、橋は2015年度に耐震化工事を実施していたことを明らかにし、「震度7の地震でも耐えられるようにしていた。老朽化が原因とは考えにくい」と説明。近くの別の橋に応急用の水道管を設置する工事を行うことを検討しており、「4日中に復旧のめどを立てたい」との方針も示した。