【平尾剛】「ファンの皆様に感謝」定型コメントばかりのオリンピアンに元ラグビー日本代表が感じた強烈な違和感の正体 ID:Z+tz8irI

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2021/09/23(木) 21:14:29.96 ID:Z+tz8irI

今回の東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、スポーツ界の当事者はいったいどう受け止めたのか。元ラグビー日本代表で神戸親和女子大教授の平尾剛さんは「現代アスリートはただ競技だけすればいいわけではない。自身の言葉を持ち、発信しなければ、都合よく政治家の『スポーツウォッシング』に利用されるだけだ」という――。

元アスリートが五輪廃絶を訴える理由
東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した。大会前の開催の是非をめぐる喧騒がまるで嘘だったかのように静かだ。「五輪批判」は背景に退き、世間は新型コロナウイルスの感染対策に手一杯となっている。

すでにご存知の方もいるだろうが、私は一貫して東京五輪に反対の意を示してきた。東京五輪の中止とともに五輪そのものの廃絶を呼びかけてきたし、いまもその意思は変わらない。

元アスリートなのになぜ反対しているのか。それは道義に反することではないか。スポーツの恩恵を受けた身でありながら、その祭典である五輪を批判するのは恩知らずだろう――。

ツイッターのアカウントにはこうした声が相次いだ。スポーツ界から声を上げた数少ないひとりとして、その勇気を称賛する声が大半を占めたものの、一部では「身のほど知らず」という心ないことばが届けられた。社会的な発言に賛否はつきものだから反論を賜るのは致し方ない。

元アスリートの私が東京五輪の中止を訴え、五輪の廃絶を呼びかけるのはなぜか。

それは「スポーツがいいように利用されているのを見過ごせない」からである。

権力者が都合の悪い事実を隠す「スポーツウォッシング」
1992年のバルセロナ五輪に出場経験がある元サッカー選手で、米国パシフィック大学教授のジュールズ・ボイコフ氏は、五輪反対論の第一人者である。ボイコフ氏が批判する論点のひとつに「スポーツ・ウォッシング」がある。これは「スポーツイベントを使って染みのついた評判を洗濯し、慢性的な問題から国内の一般大衆の注意を逸らす」ことを意味する。私なりに言い換えると、政府や権力者が自分たちにとって都合の悪い事実をスペクタクルへの熱狂で覆い隠すことを指す。さしずめローマ帝政期における愚民政策のモットー、「パンとサーカス」を彷彿とさせる指摘である。

続き(長い)
https://president.jp/articles/-/50065


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