新型コロナウイルスに感染しても適切な医療を受けることができずに自宅で亡くなった人などが、東京都では先月、これまで最多だった今年1月の2.4倍に上ることが分かりました。
警察庁によりますと、新型コロナに感染した人で自宅や外出先など医療機関ではない場所で亡くなった人は、先月、東京都で、112人にのぼりました。これまで最多だった第3波の1月でも46人で、先月は2.4倍に急増しています。警察庁のまとめには、自宅で容体が急変して死亡した後の検査でコロナ感染が判明した人や、保健所が容体を把握する前に死亡した人なども含まれています。
東京都が発表している「自宅療養中の死者」は、8月からきのうまでの時点で39人となっていますが、コロナに感染しても適切な医療を受けることが出来ないまま死亡した人の数は、実際にはさらに多い状況が浮き彫りになっています。