自工会・豊田会長「すべて電気自動車にというのは違う」総裁選前に
日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は9日、オンラインで記者会見し、17日に告示される自民党総裁選に関連して「一部の政治家からは『すべてを電気自動車にすればよい』とか『製造業は時代遅れだ』という声を聞くこともあるが、それは違うと思う」と述べた。
総裁選は、すでに出馬表明した岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相に、河野太郎規制改革担当相を交えた3氏を軸に争われるとみられている。豊田氏は「一部の政治家」が誰のことなのかは明言しなかった。
豊田氏は「人々の仕事などを守るために努力するのが基幹産業としての私たちの役割であり責任だ」と指摘。菅義偉首相が打ち出した2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)実現に向け、10月にも政策提言をまとめる考えも示した。【和田憲二】
https://mainichi.jp/articles/20210909/k00/00m/020/095000c
毎日新聞 2021/9/9 14:59(最終更新 9/9 17:38) 350文字