テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープンが19日(日本時間20日)、米シンシナティで行われ、女子シングルス3回戦で世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)は同76位のジル・タイヒマン(24=スイス)に6―3、3―6、3―6で敗れ、3年連続の8強入りを逃した。
第1セットを先取したが、第2セット以降はサーブが安定せずに苦戦。第3セット第4ゲームではチャンスボールのスマッシュを2回連続でミスして叫び声を上げた。凡ミスは相手の29回を上回る41回。「第1セットは自分のやるべきことができたが、その後は守りに入ってしまった」と肩を落とした。
大会前に父の母国のハイチ地震の被災者に今大会の賞金全額を寄付すると表明。この日は大坂に賛同した主催者も大坂が稼いだ賞金と同額の寄付を発表した。3回戦進出賞金は2万4200ドル(約265万円)。寄付額は主催者と合わせて4万8400ドル(約530万円)となる。次戦は2年連続3度目の優勝が懸かる全米オープン(30日開幕、ニューヨーク)に出場予定で「この試合から多くのことを学んだ。全米オープンまでに修正したい」と気持ちを切り替えた。
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