群馬県は7日、桐生市の養豚場で家畜伝染病「豚熱(CSF)」に感染した豚が確認されたと発表した。県はこの養豚場の約5000頭すべての殺処分を決めた。群馬県は豚の飼養頭数が全国4位で、県内での発生は今年2例目。半径10キロ圏に養豚場は約110カ所あるが、ワクチン接種を行っているため、豚の移動・搬出制限は行わない。
県によると、この養豚場では直近2週間で十数頭の子豚が死に、6日に獣医師が訪れた際には他の子豚にも異常が見られた。県が遺伝子検査を行ったところ、生後40日前後でワクチン接種前の子豚2頭が陽性となった。7日、国の精密検査で感染が確定した。
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