「オリパラ事務局の大物が、利害関係者から“過剰な優遇”を受けている」
政界関係者から情報が寄せられたのは7月初旬。オリンピックの開会式が迫るなか、小山田圭吾氏や小林賢太郎氏らが相次いで辞任し、混迷を極める最中のことだった。
●内閣官房参与、平田竹男氏61歳
開催反対の声が鳴りやまぬなか、強行開催に踏み切った東京五輪。その開会式から3日後の7月26日午後3時40分、1人の男が六本木通りに現れた。半袖のワイシャツに灰色のスラックス。手には何も持たず、どこかへ向かって足早に歩いている。
この男の名は、平田竹男氏(61)。2013年に安倍晋三前首相に内閣官房参与に任命され、2020年には菅義偉首相に内閣官房参与(文化・スポーツ健康・資源戦略担当)に再任された“首相のブレーン”だ。
スポーツビジネスへの造詣の深さから、現在は「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局長」を務めている。政府の五輪窓口で、通称「オリパラ事務局」の最高責任者だ。
●安倍前首相が「オリパラ事務局」最高責任者へ
●「RIZAP GOLF」で400万以上 超高額の優遇
●3年間、1度もRIZAP GOLFに支払いをしていない
●思わず目を疑った…車に貼られた「ステッカー」
その時、取材班は目を疑った。車のダッシュボードには「内閣府」と書かれた札があり、車両前後には「TOKYO2020大会関係車両」と書かれたステッカーが張ってあったからだ。
平田氏が「TOKYO2020大会関係車両」で戻った先は自身の執務室がある内閣府だ。もしや “ゴチゴルフ”に公用車で乗り付けたのではないか――。平田氏の公用車の用途は適切なのか取材を続けると、さらなる“公私混同”の実態が明らかになった。(後編へ続く)
長いので全文はソースでお願い致します。
https://bunshun.jp/articles/-/47765