ディープインパクト三回忌 産駒の活躍に武豊「いなくなった感じしない」
日本競馬界の至宝ディープインパクトが死んで今日30日でちょうど2年になる。「三回忌」を迎え、全14戦でコンビを組んだ武豊騎手(52)は「もう2年ですよね」とあらためて不世出の名馬の死を惜しんだ。
17歳の若さで天国に旅立った。昨年は産駒コントレイルが、史上初の父子無敗3冠という偉業を達成した。今年も子供たちの活躍は止まらない。日本ではシャフリヤールがダービーを制覇。海外でも、スノーフォール(牝3、A・オブライエン)が英オークスをレース史上最大着差の16馬身差で制し、続く愛オークスも8馬身半差で圧勝。凱旋門賞の最有力馬に浮上している。
武豊騎手は「相変わらず子供たちが日本のみならず、世界に名をとどろかしているのがうれしいね。今まで以上にその名を高めている感じがします。いなくなった感じがしないね」と産駒たちの奮闘を喜ぶ。52歳の名手は続けて「また、ああいう馬が現れて、乗れたら最高ですけどね」と“夢”を口にした。
現1歳の最終世代は、国内で血統登録されたのはわずか6頭。そのうち4頭が今年のセレクトセールに上場され、ゴーマギーゴーの20(牡)が1歳歴代5位タイの3億円(税抜き)で落札されるなど、最後まで注目度は高かった。偉大すぎる名馬がこの世を去って歳月は流れても、子孫の活躍は続く。存在感の大きさは不変だ。
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