東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で合宿中の柔道男子日本代表の井上康生監督(43)、同女子の増地克之監督(50)が8日、それぞれオンライン取材に対応。東京五輪で同代表勢が選手村を利用せずに本番に臨むことを明かし、増地監督は「地の利を生かし、選手の負担がないよう万全の状態をつくりたい」と狙いを語った。
同監督によれば、選手はそれぞれの競技日の4、5日前にNTC入り。施設内の柔道場で最終調整を行い、同所の宿泊施設を利用する。選手村での前日計量後は、日本武道館近くのホテルに宿泊。練習パートナーと本番直前まで調整できる環境を整える。
井上監督は「現状で柔道は斬り込み隊長。開会式翌日から始まるので(メダル獲得が)チームジャパンへの貢献になる」と強調。12年ロンドンの松本薫ら、過去5大会で“金メダル1号”を輩出してきたお家芸として、結果で日本選手団を引っ張るために、万全の態勢を整えた。
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