感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第11報)
B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)の報告数は減少しているところであるが、スパイクタンパクにL455F変異が入ったウイルスが国内で84件検出されている(2021年7月16日時点)。
GISAID登録情報では、世界で591件、うち日本からの登録は43件である。
L455F変異はレセプターとの結合力の上昇に寄与すると考えられる変異であるが(5)、現時点では、感染・伝播性や重篤度、ワクチンの効果への影響を示唆する知見はなく、引き続き注視していく。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/10530-covid19-50.html