IT企業のバカン(東京都千代田区)は、トイレ向け混雑可視化サービスを、都内のファミリーマート130店舗に7月12日から順次提供していくと発表した。
同サービスは、2020年10月から本格展開を開始しており、商業施設やオフィスなど数千カ所に導入されている。一定時間以上トイレに滞在していると、個室内に設置してあるタブレットに滞在時間が表示されるため、利用時間の削減につながるとしている。また、利用状況を具体的に把握することで、清掃作業の効率化や備品管理に役立てる狙いもある。
バカンは20年11月、ファミマの2店舗にこのシステムを試験的に導入。「トイレに設置したタブレットが盗まれないか」や「利用者から苦情が出ないか」といった点を検証した。その結果、大きな問題がないことを確認したので、導入店舗を拡大することになった。
ファミマの広報担当者は本格導入の理由について「長時間利用の抑制ではなく、急病人の早期把握など、お客さまが安心して利用いただけるトイレ環境の整備を目的としている」と話した。
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