給与不正受給 50代男性警部と40代女性職員2人懲戒免職
07月01日 17時07分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210701/8030010429.html
県内の警察署に勤務していた50代の男性警察官と40代の女性職員が実際には勤務していない休日に勤務していたように装い、不正に給与を得ていたとして県警察本部はきょう、2人を懲戒免職の処分としました。
懲戒免職処分を受けたのは▼県内の警察署勤務の50代の男性警部と▼県警察本部に勤務の40代の女性係長です。
警察によりますと、男性警部は去年5月からことし2月までの間、当時、同じ警察署に勤務し、警察官の給与の管理などを担当していた部下の女性係長に、実際には勤務をしていない休日に勤務したという虚偽のデータを複数回入力させ、合わせて9万円余りを不正に受給したということです。
また、女性係長も同様の不正な勤務処理を行い、1万円余りを不正に受給したということです。
2人は調べに対し「忙しい思いをしているから少しくらい余分に手当てをもらってもかまわないだろうと考えた」などと話し、全額返還する意思を示しているということです。
県警察本部は1日、詐欺などの疑いで2人を書類送検するとともに懲戒免職の処分としました。
県警察本部は「警察職員にあるまじき悪質な犯罪行為で、県民の警察への信頼を裏切ったことに対し深くお詫び申し上げる。今後、再発防止に努めるとともに県民からの信頼回復に努めたい」としています。