逮捕容疑は2020年12月に共謀し、中小企業庁が所管する家賃支援給付金の適用を申請、21年1月に約550万円をだまし取った疑い。ペーパーカンパニーの事務所の賃料負担を名目にしていたという。
家賃支援給付金はテナント賃料の負担軽減を目的に、資本金10億円未満の企業や個人事業主などに現金を給付する制度。20年5~12月の単月で前年比50%以上減収したことなどを条件に、法人で最大600万円、個人は同300万円が給付された。
経産省は25日、「職員が家賃支援給付金の詐欺の疑いで逮捕されたことは誠に遺憾。捜査に最大限協力し、全容の解明を踏まえて厳正に対処したい」とするコメントを出した。
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