田村厚労相「自主的な研究発表」を釈明 専門家準備の五輪提言で
6/8(火) 12:05配信
田村憲久厚生労働相は8日の閣議後記者会見で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が近く示す予定の東京オリンピック・パラリンピック開催への提言に対して、「自主的な研究の成果の発表」と自らが発言したことを「私の説明の仕方が十分でなく、真逆に受け止められた」と釈明した。「私が言いたかったのは、参考になるものは取り入れさせていただくという意味合いだった」と強調した。
田村氏は4日の会見で尾身氏ら専門家の提言について「参考にするものは取り入れていくが、自主的な研究の成果の発表だと受け止める」と述べた。発言の真意を問われた田村氏は「質問が、分科会以外の場での発表をどう受け止めるかということで、分科会のクレジットが付かないので自主的な研究と申し上げた」と説明した。
記者から「自主的研究という表現が世の中では突き放したような感じに受け止められている」と問われると、「研究者は自主性を最も重んじて、それをどう尊重していくか。そういう意味で申し上げた。個人の研究や勝手な研究みたいに受け止められたと思うが、研究の自主性は非常に重要だ」と語った。
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