医師の大磯町長、集団接種にスタッフ参加へ 自身は未接種
新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、医師資格を持つ大磯町の中﨑久雄町長(78)が、6月2日に町内で実施される集団接種にスタッフとして協力する。
中﨑町長は、2010年に町長に就任する前は外科医として東海大学大磯病院長などを歴任。こうした経験を生かし、町の集団接種事業に医師を派遣している地元医師会に協力する形で問診を担当する。
今月23日に町の集団接種会場を視察した中﨑町長は「私の患者だった人もいた。会場に私がいるだけで安心すると思う」と前向き。「円滑に進むようにサポートし、安全に実施されているかチェックもしたい」と意気込む。
ただ、高齢者である中﨑町長自身は現時点ではワクチン未接種という。町は集団接種に従事するスタッフに対し、自身の接種について条件を設けていないが、町内の医療従事者は「感染リスクを考えれば事前に接種するのが望ましい」としている。(武藤 龍大)
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