愛知県の大村知事へのリコール運動を巡る署名偽造事件で、およそ70万人分の署名がアルバイトによって書き写されたとみられることが分かりました。
リコール団体の事務局長・田中孝博容疑者(59)と次男の雅人容疑者(28)ら4人は去年10月、佐賀市でアルバイトを動員し大量の署名を偽造した疑いで逮捕され、警察は4人の認否を明らかにしていません。
大村知事へのリコール運動で選挙管理委員会に提出された署名は、必要な86万6000人分の半分およそ43万5000人分でしたが、その8割以上が無効と判断されています。
その後の関係者への取材で、アルバイトが動員され佐賀市で書き写された署名はおよそ70万人分にのぼるとみられることが新たに分かりました。
関係者によりますと、アルバイトはのべ1000人あまり動員され、その合計の稼働は9000時間以上にのぼることから推測されるということです。
一方、偽造された署名は雅人容疑者が佐賀県から愛知県に運び署名に指印を押す作業が進められましたが、期限に間に合わず多くが処分されたとみられていて、警察が裏付けを進めています。
(最終更新:2021/05/24 12:06)
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=173590&date=20210524