文部科学省の藤原誠事務次官が、文科省の補助金を受ける学校法人の理事長と亀岡偉民・元文科副大臣(現復興副大臣)との会食に同席していた問題で、文科省は16日、会食は供応接待にはあたらず、国家公務員倫理法の違反はない、とする調査結果を公表した。
発表によると、藤原氏は官房長だった2015年11月と17年11月、東京・赤坂の焼き肉店で、宮崎県で私立高校を運営する豊栄学園の清水豊理事長と亀岡議員と2回飲食した。藤原氏は亀岡議員に呼ばれて途中から参加したといい、「飲食費用は1万円を超えず、費用は亀岡議員が負担したと認められる」とした。
また、文科省の補助金を受けている豊栄学園と藤原氏は「利害関係者に該当する」としつつ、「(会食は)供応接待にはあたらず国家公務員倫理法・倫理規定に違反している事実はない」とした。萩生田光一文科相は16日の閣議後会見で、亀岡議員や清水理事長らに聴取した結果とし、「行政がゆがめられた事実はなかった」と述べた。
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