手術を延期された”がん患者”女性 『不急のものって言われた言葉が信じられない』
新型コロナ患者の重症病床を確保するため「不急の手術の延期」などを求めた大阪府の吉村知事。 第3波の時に関東圏の病院で手術が延期となった女性が取材に応じてくれました。
【千葉県在住手術を延期された女性(54)】
「不急のものって言われた言葉が信じられないというか…」 千葉県に住む女性は、5年前に癌を患い、症状が落ち着いていた去年12月、再び癌が見つかりました。 腫瘍は一つだけで手術で取り除けるということで、すぐに手術を希望しましたが。
【手術を延期された女性】
「2月半ばまでは少なくともできないと。私は再再発で初期の段階で見つかったので割と少ない時間の手術で簡単にとれる見込みだったんです。でも、同じ癌でも体中に広がって今、手術しないとという方が優先になってしまって、申し訳ないけれど、とお医者さんも悩みながら…」
女性が通っていた病院はコロナ患者の受け入れをしていて当時、第3波で医療体制がひっ迫し、病床の空きがない上に院内でクラスターも発生。 結局、手術ができたのは検査から2カ月以上経った3月中旬でした。
【手術を延期された女性】
「開けてみたら、3cmと言われていた(腫瘍)が、実際は4cmになっていましたと。あと小さい粒がお腹に点々と少し散らばりが見えてきましたと…。待ったせいで飛んだのかは今となっては誰にもわからないことですが、最初のことを思うと、すぐに手術していただけたら、こういう疑念はなかったかなと。コロナの状況下で速やかにということが奪われてしまう状況にあるのというのは、ちょっと耐え難いなと」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b19879f542c56cc16747c77fd2f3230ca82a602
4/14(水) 18:07配信 関西テレビ