中東イエメンの内戦で、政権側を支援して軍事介入を続けるサウジアラビアは、全土での停戦を提案すると発表しました。これに対して反政府勢力は否定的な反応を示し、6年にわたって続く内戦が収束に向かうかは不透明な状況です。
中東のイエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力、フーシ派との間で2015年から内戦が続き、人道危機が深刻化しています。
こうした中、サウジアラビア外務省は22日、政権側と反政府勢力の双方に対し、国連の監視のもとで全土で停戦した上、政治的な解決に向けて協議を始めることなどを求める、計画を発表しました。
これに対して反政府勢力は、サウジアラビアがまずは、反政府勢力の支配地域に対する攻撃や経済封鎖をやめるべきだとして、否定的な反応を示しています。
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