トルコ・イスタンブール(CNN) トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は20日に大統領令を発令し、「女性への暴力およびドメスティックバイオレンス(DV)防止条約」からの脱退を表明した。女性に対するDVや殺人が大きな問題となる中での脱退表明に対し、国内で衝撃が広がっている。
同条約はトルコの最大都市にちなんで「イスタンブール条約」と命名され、トルコは2011年、最初に同条約に署名していた。
エルドアン大統領が脱退を決めた理由は分かっていない。女性権利団体は脱退に抗議する一方で、一部の保守派は同法が伝統的な家族の価値を損なわせると主張した。
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