兵庫県は16日、丹波市で発見された2頭の野生イノシシが
豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内での感染確認は初めて。
県は14日、同市春日町で丹波市猟友会春日支部から連絡を受け、
2頭のイノシシの死骸を回収。遺伝子検査で陽性が判明した。
県内の豚とイノシシを飼育する計59施設の家畜に異常は確認されていないという。
これまで県内の養豚場で飼育される豚などへのワクチン接種が継続的に行われているため、
移動や出荷の制限はせず、消毒などの防疫対策を徹底する。
県は猟友会などを通じ、死骸が見つかった場所から
半径10キロ圏内では、野生イノシシを持ち出さないように呼びかけている。
https://mainichi.jp/articles/20210317/k00/00m/040/119000c