>>1 岩波「科学」による振り返り
岩波『科学』@IwanamiKagaku
11日(木)午前0時から再放送予定とのこと。
2011年3月の危機的状況下で、当時会長の勝俣氏が自衛隊幹部らを呼んで、自衛隊に原子炉の管理を任せたいと言った、という証言が印象的でした。
https://twitter.com/IwanamiKagaku/status/1369656234308071424
(以下連続ツイート本文のみ)
政府内で検討された「最悪シナリオ」(情報公開請求された方によるファイル公開http://asahi-net.or.jp/~pn8r-fjsk/saiakusinario.pdf…)は、過大な想定だったとしても、もしかしたら桁違いの汚染をもたらしたかもしれない危機は、現実にありました。
4号機使用済み燃料プールです。
(参考:3月号上澤論文)
当時4号機は工事中で、使用済み燃料プールは、取り出してまもない熱量の大きな燃料548本を含めて計1535本を貯蔵。
これは通常の管理容量を超えたほぼ満杯の状態。11日時点の崩壊熱は2.26メガワットと評価(東京電力)。
冷やし続けなければ水は蒸発していきます。
もし燃料が水から露出すると……
火災が発生し、大規模な放射性物質の放出が短期間に起こります。
事故前の福島第一1~3号機の炉心内蔵セシウム137は700ペタ・ベクレル、4号機使用済み燃料プールは880ペタ・ベクレル。炉心3つ分以上。
今次事故で大気中への放出量は15~20ペタ・ベクレルとその一部です。(3月号青山論文)
うち陸上への降下量は約3~6ペタベクレル(セシウム137)なのです。
米サンディア国立研による、4号機使用済み燃料プールが水を失った場合の事故解析があります。
水を完全に失うと、内蔵880ペタ・ベクレルの80%超・700ペタ・ベクレル超が放出。
使用済み燃料プールと外気の間には建屋のみ。
(続く)