お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(47)は3日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した動画で、東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを辞退すると発表した。田村さんは愛知県犬山市を走る予定だったが、既に事務所を通じて辞退の意向を伝えたという。
田村さんは大会組織委員会の森喜朗会長が2日、自民党のスポーツ政策を推進する会合で「私たちはコロナがどうであろうと必ずやり抜く。やるかやらないか議論するのではなく、どうやるかだ」などと発言したことを疑問視。「(森会長の)インタビューや記事などを見て、オリンピックはコロナがどんな形であっても開催するんだという理解不能な発言をされていて、同意しかねる」などと発言した。
さらに森会長が同じ会合で「有名人は田んぼを走ったらいいんじゃないか」と発言したことについて、田村さんは「こういう発言を、冗談なのか何なのか分からないが、ぽろっとしてしまうところが、昔から森さん変わっていないなと思いますし、こういうところが、人の気持ちをそぐ」「田んぼをやっている農家の方にも僕は失礼だと思う」などと批判した。
https://mainichi.jp/articles/20210203/k00/00m/050/283000c