虚偽公文書作成「上司の指示あった」 懲戒免職の元職員、行政訴訟へ
虚偽の公文書を作成したとして、滋賀県甲良町が1日付で懲戒免職処分にした元職員の男性(39)が2日、県教育会館(大津市梅林1丁目)で会見を開いた。男性は「作成にあたり、上司の指示と了解があった。1人に責任を押しつけるのはおかしい」と話し、町公平委員会に審査請求し、大津地裁に処分取り消しと損害賠償を求める行政訴訟をする方針を示した。
同町は民間委託の空き家調査で業務が完了したと虚偽の公文書を作成し、町に121万円の過誤の支払いをさせたとしている。男性側は「一職員が単独でできるものではない。男性は上司の指示の下、事務処理として文書の作成を行った」と指摘。町は男性の元上司を減給処分にしており「部下の男性も減給処分が相当で、懲戒免職はおかしい」とした。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/494646
2021年2月2日 19:55 京都新聞