https://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1618305124/
ハーバード大「慰安婦」論文を批判する韓国系教授のロジックは強引ではないか
https://news.yahoo.co.jp/articles/0283e1fb22e29c42ff29913cf6acdb08e807ce40
有馬哲夫・早稲田大学教授によるラムザイヤー論文を巡る論争の分析、前回に引き続き、ソク・ジヨン教授の批判(エッセイ)を取り上げる。以下、有馬氏の特別寄稿である。
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ソク教授の偏向
ハーバード大学のマーク・ラムザイヤー教授の「慰安婦」に関する論文への批判をこれまで見て来た。 前回から検証しているのは、ラムザイヤー教授の同僚で、韓国系のソク・ジヨン教授が、『ザ・ニューヨーカー』に寄稿した「慰安婦の真実を求めて」(Seeking the True Story of the Comfort Women)というエッセイである。
このエッセイでの主張や論理は、他の批判者たちに大きな影響を与えている。
前回も述べた通り、このエッセイは、以下の3つの要素から構成されている。
(1) ラムザイヤー教授が書いたコラムと論文に対する彼女自身の批評。このコラムとは、2021年1月12日にJAPAN Forwardに掲載された「慰安婦の真実を取り戻す」のことである。また、論文というのは、ほぼ同時に電子版で発表された「太平洋戦争における性契約」のことである。
(2) ラムザイヤー教授の著作物(必ずしも前述のコラムと論文ではなく、著作物全般)に対するソク教授以外の研究者のコメント。
(3) ラムザイヤー教授の著作物とは直接的に関係しない日米韓政府の動き、および慰安婦問題に対するアメリカの世論。
(1)が全体に占める分量がとても少ないことと、主張や論理に強引さが見られることは前回の記事で指摘した通りである。
今回は(2)以下について見ていくこととしよう。
(2)に登場する主なラムザイヤー批判者は、ハーバード大学のアンドルー・ゴードン教授(歴史学)、カーター・エッカート教授(東アジア言語文化学部)、オーストラリア国立大学のテッサ・モリス・スズキ教授(歴史学)、コネチカット大学のアレクシス・ダデン教授(歴史学)などである。スペースの関係で全員は取り上げられない。
この顔ぶれを見ると、ラムザイヤー教授の論文に中立的な批評をすることを望めない人ばかりだということがわかる。
これまで「20万人慰安婦強制連行説」「慰安婦性奴隷説」(人によっては「慰安婦虐殺説」)をとる著書や論文を書いている学者たちなのだ。
エッカート教授は朝鮮史ユン・セヨン(講座の名称)教授でどうしても親韓的になる。ゴードン教授は、アメリカの歴史教科書で慰安婦についての間違った記述に対して、日本の外務省が削除を求めた際に、反対声明を出している。
この教科書には「日本軍は14~20歳の女性を、20万人も強制的に徴用し、軍属させ、『慰安所』と呼ぶ軍の売春宿で働かせた」と書かれている。また、日本軍が「その活動を隠ぺいするため、多数の慰安婦を虐殺した」とも記されていたという。
これらはいずれも証拠がないというのが日本政府の公式見解であり、また学者の中でもこうした説を取らない人は多い。元中央大学教授吉見義明氏ですら、実態の認定を改めて、日本軍が強制連行したという「狭義の強制連行」を主張することはやめて、女性の意に反して働かされることがあったという「広義の強制連行」が問題なのだ、という主張に変わっている。
テッサ・モリス教授は、戦後の在日