〝失言王〟への不満がついに海外でも爆発だ。新型コロナウイルスの感染爆発で今夏の東京五輪開催がピンチを迎える中、大会組織委員会の森喜朗会長(83)が国際オリンピック委員会(IOC)をはじめとした海外の五輪関係者から「もうしゃべらせるな!」と怒りを買っている。いったい、どういうことなのか――。
(中略)
「こういう時期になぜあえて世論調査するのか」など五輪反対派を逆なでする発言を連発。これにはIOCも看過できなくなってきたという。
IOCは21日に各委員との電話会議、22日と25日には各国・地域オリンピック委員会(NHC)、各国際競技連盟(IF)とそれぞれ会議を行った。
その出席者から「森が日本で発言するたびに状況が悪くなる」「国民への誠意がなく、言葉が足りなすぎる」「自ら首を絞める発言ばかりだ」とクレームが殺到。関係者によると「IOCは日本の全ての新聞をチェック。その分析はCIA(米中央情報局)並み」とのことで、森会長の発言は一字一句、海外へ筒抜けとなり、問題視されるようになった。
いまや五輪への風当たりの強さは「森の失言が起因」と結論付けられているほどだ。
当の本人は年頭あいさつで「私の悪口ばっかり。(首相の)菅(義偉)さん以上。森内閣でもこんなにひどくなかった」と自虐的に話したが、もはや不人気ぶりは世界規模。本来なら一致団結しなければならないIOCやIFをも敵に回すとは…。失言癖は冗談では済まされないレベルになってきており、先行きは暗くなるばかりだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/549d7b97a39bd4c852b224a409f514ff7650cff9