NHKは「NHKスペシャル」で「令和未来会議 どうする?東京オリンピック・パラリンピック」という討論番組を企画していた。1月24日の放送予定だったが、急きょ別番組に差し替えられた。一体何があったのか。
中略
社会部記者「感染拡大を受け、第二次世界大戦後、初の五輪開催中止に追い込まれる可能性があると伝えたのです。とうとう海外の大手メディアが、中止の可能性が高まったと報じるようになったのですが、この記事で引き合いに出されたのがNHKの世論調査でした」
日刊ゲンダイも〈今月行われた調査で、日本の放送局NHKは、回答者の80%近くが五輪を再び延長するか、完全にキャンセルすべきだと考えていることを発見した〉と報じる。
「これに森会長や官邸幹部が激怒したという話が流れています。菅義偉首相は東京五輪の開催を“人類が新型コロナに打ち勝った証し”と位置づけていますからね。現在、NHKは受信料の値下げをするよう官邸や総務省から厳しく言われています。これ以上、怒らせるわけにはいかないと忖度し、番組を中止したのではないでしょうか」
1月17日、NHKは「どうする?東京オリンピック・パラリンピック」で予定されていた収録を急きょ取りやめた。放送予定だった24日は、「わたしたちの“目”が危ない」に差し替えられた。
NHKに聞いた。なぜ、Nスペは差し替えられたのか?
「番組編成に関わる過程についてはお答えできません」(NHK広報局)
森会長や官邸に配慮したためではないのか?
「そうした事実はありません」(同)
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/01200558/