フランス南西部の家禽(かきん)農場で高病原性鳥インフルエンザH5N8型の感染が拡大しており、仏フォアグラ生産者らが7日、防疫措置としてアヒルの大量殺処分を行う必要性を訴えた。
フォアグラの産地として知られる南西部ランド県の感染拡大状況について、農業経営者組合の全国連合「FNSEA」の家禽部門現地代表のエルベ・デュプイ氏は「制御不能だ」と指摘。発生地域で飼育されている家禽すべてを殺処分し、生産を2か月間停止するよう国に要請した。
鳥インフルエンザの発生は、ベルギーやオランダ、スイス、英国、アイルランドでも報告されている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3325269