橋下徹(東大文系)「検査数ばかり増やしても、感染者数も死者も抑制できない」→理系神戸大教授「抑制できます。論理的にご説明しましょう」 #4

4番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2021/01/01(金) 10:56:03.79 ID:???

1 の問題は、現在の感染者数では少なくとも東京都では実現不可能なことでしょ う。1日10人とかならできそうなものですが、1000人ができるとは思えないで す。原理的には、COCOA のような接触確認アプリでもうちょっと人手をかけず にできそうなものですが、ダウンロード数がまだ全国で2200万と圧倒的に不足 しています。陽性者、接触者とも 1/5 しかし発見できないとすると、全体で は接触者の 4% しか発見できないことになります。人口の7割程度でやっと半 分で、この程度でないと効果は期待できません。

2 は、4月の緊急事態宣言でみるように極めて有効で、Rを大きく下げる効果 が確実にあります。少なくとも2020年12月末の現在の東京都・首都圏では これ以外い有効な対策がみえていないのが現状でしょう。

3 はもちろん、現在行われている、飲食店の営業時間短縮で、これは実際に 大きな効果をあげていると考えられます。但し、Rを1以下にするには十分では ない、というのが現在示さされている、と考えられます。

4 も、実際かなりの効果がある、と考えるべきですが、3と同じで現状十分で はないし、強化にも限界がある、ということに見えます。

5 はもちろん抜本的ですが、まだ楽観的にみても1年ほどの時間がかかるので はないでしょうか。

ということで、6 の「幅広い検査」です。非常に極端な話、毎日日本国民全員 にPCR検査ができたとすれば、検査の精度がなんであれほとんどの感染者を 感染を広げる前に発見できるわけで、Rを 0 に近づけることができます。

では、毎日ではなくて、例えば1ヶ月で全員、ならどうでしょうか?これは、 SIRモデルの範囲で考えるなら、γを1/30だけ大きくすることに相 当します。今、1/γを7日としていたので、γが 23% 大きくなるわけです。言い換えると、R が 1.23 より小さいなら、 「1ヶ月で全員検査」を行なうだけで R を1以下にできることがわかります。 もうちょっとちゃんと数式を書くと、全員検査するのにかかる日数を $n$ と すると、それを考慮したγは
http://jun-makino.sakura.ne.jp/articles/corona/.imgs/89.jpeg

で与えられるので、R が
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になるわけです。

東京都だと1日30万人の検査ですから、今もっとも安価な SmartAmp の 1980円 なら1日6億円、さらに半額になって4人分程度をプール式にすれば1日1億円を 切ることになります。そうすると、1年やっても400億で、東京都が今年度予算 で計上したコロナ対策費用1兆6000億円の3%にしかなりません。1ヶ月を7日に すれば、例えば1.2だった R が半分の 0.6 まで下がり、1ヶ月で新規感染者を 1/8 にできます。2ヶ月で 1/64 で、ここまで減らせれば行動履歴追跡も十分可能 でしょう。ここまでの総コストは、東京で9000万人分、上の、1980円が 1/8 になるなら200億です。

発見された陽性者の隔離のコストも見込む必要はありますが、1日100万人検査 して陽性者が1000人(より少ないと思いますが)見つかるのが2週間続く程度で、 のべ1万人程度を2週間隔離ですから、一人1日3万円としても50億円です。

仮に検査の感度が低く、陽性者の90%程度しか発見できなかったとしても上の 議論にはほとんど影響がないことに注意して下さい。30日で全員、を10%短く した27日で全員、にすれば同じ効果があるからです。

日本全体でも、多くの地域はこの対応が必要なわけではなく、北海道の一部、 首都圏の東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪とその周辺程度で人口として は4000万程度とすれ

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