書類送検された伊藤詩織さん「不起訴」明らかに。彼女が語った複雑な心境
12/25(金) 19:32配信 BuzzFeed Japan
https://news.yahoo.co.jp/articles/eef871cc0f6064a077ea63ee82d072352247f9d0?page=1
(抜粋)
元TBS記者の山口敬之さんが、虚偽告訴と名誉毀損の疑いでジャーナリストの伊藤詩織さんを刑事告訴したことについて、警視庁の書類送検を受けていた東京地検は12月25日、伊藤さんを不起訴処分とした。関係者が明らかにした。不起訴とは、刑事裁判を起こして伊藤さんを罪に問うことはしない、と地検が判断したということを意味する。伊藤さんはBuzzFeed Newsの取材に「起訴されなくて良かったですけれど、すごく疑問に思った」と複雑な心境を吐露した。【BuzzFeed Japan/瀬谷健介】
https://news.yahoo.co.jp/articles/eef871cc0f6064a077ea63ee82d072352247f9d0?page=2
情報を受け取る人に願うのは
書類送検で、「伊藤さんは有罪だ」という印象を持った人々によるSNS発信や拡散が起きた。伊藤さんが警察や検察に情報の開示を求める理由の一つだ。
何が証拠として扱われ、どんな議論があり、なぜ不起訴処分となったのか、具体的な説明が、情報の受け手にも届く必要があるのではないか、と考えている。
「情報を受け取る人は、不起訴になった理由や背景などを、少ない事実を元にしか想像できません。そして、情報が少ないからこそ、誹謗中傷を駆り立ててしまう要因の一つになりかねないと思うからです」
「だから、検察は、メディアに不起訴処分などの事実を発表することによる影響を考えてほしいです。そうした当局の不透明さが改善されれば、受け手はその事案を立体的に把握でき、自分事として考えられるようになると思っています」
「情報の受け手の方には、今回の件をきっかけに告訴や書類送検、起訴、不起訴とは何か疑問視し、そのシステムについて考えてほしいです。法律がどういうふうに使われてるのか、言葉と情報がどれほど影響力を持つかにも目を向けてほしいです」