今年の元旦。テレビからは正月特番のにぎやかな声が流れるなか、大学生の女性(18)はベッドで体を丸めて必死に呼吸を整えていた。空気をうまく吸い込めない。全身が痛み、しびれもひどかった。都内のマンションで一人暮らす。
「このままでは死んでしまうかもしれない」。体調が悪化したときのための都の相談窓口に電話した。30分以上かけてやっとつながり、入院かホテル療養はできないかと助けを求めた。しかし返ってきたのは「電話できているなら、大丈夫でしょう」。ベッドの上で涙した。
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