「ナマハゲ伝導士」の認定試験 秋田 男鹿
秋田県でユネスコの無形文化遺産にも登録された伝統行事、「ナマハゲ」についての正しい知識を広く伝える「ナマハゲ伝導士」の認定試験が行われました。
この認定試験は「男鹿のナマハゲ」の正しい知識を広めるご当地検定として地元の観光協会が毎年、行っていて、ことしは県内外からおよそ60人が参加しました。
参加者は市内にあるナマハゲを紹介する施設で、家を訪れたナマハゲが主人に対し、家族に怠けている様子はないかと問い詰める、大みそかの夜の行事を体験しました。
そして地元の伝承会のメンバーから、しこを踏む時の大きな音や家の中を歩き回る際の大きな奇声には、その家の1年間の悪霊や災厄を追い払う意味があることなどを学んでいました。
参加者は午後いっぱい講義を受けたあと、認定試験に臨むということです。
参加した20代の女性は「秋田に住んでいても知らないことが多いので、正しい知識を学んで周囲に伝えたい」と話していました。
男鹿市観光協会の武内信彦会長は「子どもを驚かすなどのイメージばかりが先行してしまっているので、『ナマハゲ』の本来の意味を学び、伝えてもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201207/k10012749461000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201207/K10012749461_2012062145_2012070510_01_02.jpg